小児鍼

小児鍼と聞いて

「子どもに鍼を刺すの？？大丈夫？」

と感じてしまう方も多いのではないでしょうか？

小児鍼は、私たちがイメージする鍼とはまったく異なります。

では、小児鍼とはどのような鍼でどのようなお子様の症状に効果が期待できるのでしょうか？

【小児鍼とは？】

小児鍼はその名のとおり、お子様に対しておこなう鍼の施術を意味します。

なんとなく「鍼」というと先がとがっている注射針や手芸用の針をイメージしてしまうかもしれませんが、鍼療法で使用する鍼は直径が0.1㎜から0.3㎜ほどしかありません。
注射針の直径が0.7㎜から0.9㎜となりその細さは髪の毛ほど となり柔らかくしなるほどの細さの鍼です。

そんな鍼療法の中でも、全く皮膚に刺入することのない鍼療法が「小児鍼」となります。

小児鍼で使用する使用する鍼は、先がまったく尖っていません。そのため痛みを感じるものではないでしょう。

通常の鍼療法はやはり皮膚に鍼を刺入するため、刺さる感覚はあります。
見た目にも「針」という感じがしてしまいお子様の場合、やはり抵抗があるかもしれません。

そんなお子様向けに、見た目や刺激に配慮したものが「小児鍼」になります。

刺激の少ない小児鍼ですが、鍼療法には変わりありませんので通常の鍼療法同様に経穴(ツボ)を刺激し、自然治癒力（自己治癒力）を高め不調の緩和を図っていきます。

東洋医学の世界では、私たちの身体には「気が巡っている」という基本的な考えがあります。

その、気の通り道のことを経絡(けいらく)気が滞りやすい場所を経穴（ツボ）と呼ばれWHO(世界保健機関）によると、人体には361個の経穴(ツボ)があるとされています。

その経穴(ツボ)を皮膚の上から刺激していくことで、滞った気の流れを正常化し、様々な不調を改善することが期待されています。

小児鍼は、

☆おねしょ・夜泣き・かんの虫の改善

☆眉間にシワを寄せ険しい眼をしているお子様

☆小さな物音でもスグ目を覚ますお子様

などにも効果的です。

当院では、お子様の健全な育成の為に小児鍼にも積極的に取り組んでいます。

お子様の上記症状にお悩みの方ぜひ一度ご相談ください。

【施術内容/15～20分程度】

皮膚を特殊な鍼で撫でます。施術時間は5分程度です。
お母さまから お子様の様子や症状を詳しく伺いながらお仕度をしていきます。
はじめは３～5日続けて行います。

継続通院後は期間を空けて様子をみて行く為、月１回

施術費・・・1000円/回

初検料・・・一律3000円

お子様の様子や症状や心配事などを問診させていただきます。

小児鍼は生後6ヶ月～12歳に適用できる施術です。

大人の鍼と違って小児鍼は身体に鍼を刺すことはありません。

専用の鍼を握りお母さんが優しく撫でる様なタッチでソフトに 皮膚の表面を擦ることでお子様を精神的にリラックスさせ、 脳ストレスを解消することで健やかな発育を促し元気で 健康な身体をつくるための全身施術です。

【小児鍼とは】

江戸時代からある施術法です。

特に関西地方で「疳の虫のはり」として親しまれています。

「月見ハリ」といって名月の日に小児ハリをする習慣もあります。

「ハリ」というと刺すイメージがありますが 決してそんなことはありません。

皮膚を特殊な鍼で撫でていきます。鳥の羽根で優しく触れられる様な感覚です 子ども達からは「気持ちがいいね、もっとやって!」と大人気です 病院を怖がるお子様でも大丈夫です。

自律神経を整え、免疫力・自然治癒力を高めるため、 急激に発達する脳や身体と心のバランスをとり 健康な心身を維持・向上します。

【どんな子に良いの?】

◎疳の虫(かんのむし)症状

夜泣き・寝つきが悪い・食欲がない 　
よく喧嘩をする・キーキー声を出す 　
噛みつく・物をなげつける・イライラしてる 　
歯を食いしばり「イーッ!」したりヒステリックになる 　
自傷行為壁や物に頭をぶつける 　
まばたきを頻繁ににする 　
鼻や喉を鳴らすなど

◎その他の症状 　

虚弱体質　風邪をひきやすい・よく発熱する・おねしょ(夜尿症) 　
アトピー性皮膚炎・喘息・鼻炎・いびき・歯ぎしり、等々

◎適応 　

生後6か月～12歳位までが主な対象ですが、ご高齢の方も受けられます。

敏感体質な方や刺す鍼が苦手な方にもご好評をいただいています。

【治療回数は? 】

症状の強弱　、体質によっても異なります。

◎予防・体質改善 　

週1回～2回

◎疳の虫の症状改善には 　

3～10回の施術が必要になってきます。