鍼灸メニュー
鍼灸・小児鍼

鍼を皮膚に刺入ことで痛みを感じる箇所やツボ（経穴）を刺激していく施術法になります。

鍼療法で使用する「鍼」ですが、注射針や裁縫用の針よりもずっと細く、成人の髪の毛くらいになります。

鍼灸の鍼は、先端が特殊な角度で丸みを帯びており、 皮膚や筋肉の繊維の間をかき分けて入るため、刺しても痛みを感じにくいという特徴があります。

■鍼療法の効果■

鍼は、鎮痛作用が強いため急性疾患が緩和されやすいといわれています。
鍼の刺激によって、神経系や内分泌系、免疫系などに作用します。
その結果、血流促進・内臓機能の調整・鎮痛作用・免疫力アップが見込まれます。

・頭痛・めまい
頭痛やめまいは、副交感神経が原因であることが多いです。
鍼によって神経系を整え、症状をおさえることができます。
首のこりが頭痛の原因である場合、首の施術をするだけで改善することあります。

・便秘
便秘は、ストレスが消化器官に悪影響を与えていることで起こります。鍼で神経系を刺激することで、人間本来が持っている鎮痛物質を分泌させ、ストレスを軽減させることができます。

・PMS(月経前症候群）
PMSでは自律神経が関係しています。
女性の場合、婦人科系全般で副交感神経が興奮しやすくなっています。
鍼によって、自立神経が調整され、精神状態を安定させることが期待できます。

鍼療法は、鍼の刺激によって、免疫系や自律神経系へ働きかけます。
そのため症状を鎮静化させ、免疫力を向上させるのです。 また、筋肉の緊張がゆるんで血液の巡りが良くなります。

皮膚の上でもぐさ燃焼させ「熱刺激」を与える施術法になります。

灸の方法にはいくつかありますが、大きく二つに分けることができます。

一つが「直接的な灸=直接灸」
もう一つが「間接的な灸=間接灸」です。

直接灸の場合は、米粒～小指ほどの大きさのもぐさを直接皮膚の上に置き燃やしきります。

間接灸の場合は、燃えるもぐさと皮膚との間に、にんにくや生姜を敷きます。

現在のお灸は「熱い」というより、じんわりとした気持ちのいい熱さのものが多くなっています。

■灸療法の効果■

お灸は、免疫機能や代謝機能を高め、病気の予防効果が高いといわれています。

また、冷え症や慢性的な症状を緩和できるだけではなく、薬による治療に比べて副作用も少なく安心安全な治療法といえます。
月経痛や不妊症などの婦人科系の疾患でお悩みの方にもおすすめです。

・腰痛・肩こり
腰痛や肩こりは、姿勢や身体の冷え、内臓の疲れ、 血行不良が原因で起こります。
鍼でツボを刺激することによって、血行を促進し症状をやわらげることが期待できます。

・体質改善
体温が1℃下がると、免疫力は30％も減少するといわれています。
お灸により血流を促進し、免疫力や自然治癒力を高めることで健康を維持することができます。
また、灸をすえると白血球の数が増加し、ウイルスや細菌にも強くなるといわれています。

・冷え症
身体が冷えると、肩こりやホルモンの分泌にも悪影響を及ぼします。
灸をすえることで、身体を温めて内臓の働きを助け、冷え性を改善することができます。

灸は、熱刺激によって血行・免疫系・内臓の働きを促進させます。
血行が良くなることで、免疫物質が血液内に分泌されるのです。

鍼灸は、まだ解明されていない点も多いですが、古くからある歴史的な施術法です。
人間が本来もっている「自然治癒力」を高め、身体の機能を正常に導きます。