鍼灸療法

近年では海外からの関心も高まっている「鍼灸療法」

「鍼の痛み」や「灸の熱さ」の心配からなんとなく初めは抵抗があるかもしれません。

鍼灸療法は鍼や灸の刺激を身体に与えることで私たちが本来もっている「自然治癒力」を高め様々な不調への効果が報告されている東洋医学になります。

また、まだ症状が出ていない「未病」の状態へのアプローチにも長けています。

では、鍼灸療法とは具体的にどのような施術なのでしょう？

【鍼灸とは？】

鍼灸とは、鍼やお灸を用いて身体の不調を改善したり、自然治癒力（自己治癒力）を高めたりする、伝統的な漢方療法になり、中国では2000年の歴史がある治療法です。

漢方というと中国の医学だと思われがちですが、実は、漢方は日本で独自の発展を遂げた施術法で、江戸時代末期までは日本の医療の中心的存在でした。

●どのような鍼を使用しているの？

鍼は主にステンレスでできた、直径わずか0.1㎜から0.3㎜ほど（注射針の直径はおよそ0.7㎜から0.9㎜）の使い捨ての鍼（ディスポーサブル鍼）を使用しています。

その髪の毛ほどの細さの鍼を361個あると言われる人体の経穴（ツボ）に刺入していきます。

極めて細い針なので刺入した時の痛みはほとんどありませんし、使い捨ての鍼なので衛生面という観点からも安全です。

また、小児鍼という先が尖っていない鍼もあり、子どもでも安心して施術を受けていただけるかと思います。

【灸とは？】

お灸は、「もぐさ」というヨモギの葉の裏についている産毛を生成したものを燃焼させて身体に熱刺激を与える施術法になります。
ヨモギには精油成分が含まれているため、皮膚の表面に置いて火をつけるとゆっくりと熱刺激が加わり、身体を心地よく温めてくれます。

【東洋医学における鍼灸の仕組み】

東洋医学において、鍼灸は主に自律神経の働きを整える目的でおこなわれます。

自律神経とは、私たちの生命活動を維持するため、意識とは無関係に働いている神経のことをいいます。

そんな自律神経はストレスや冷え、睡眠不足、過労、ホルモンバランスの乱れなど、様々なことが原因で乱され、身体に様々な不調を生じさせてしまいます。

鍼や灸をおこなうことで自律神経のバランスを整えることができれば、本来身体が持っている回復力（自己治癒力・自然治癒力）を高め、健康状態を維持することが可能となるのです。

基本的に、急性病あるいは表面的な症状は短期間の治療で治ることが多いのですが、慢性病であれば（特に体質的な問題がある場合には）その改善・回復には相応の時間がかかります。

もしも体質的な弱点を持っている人の場合、極端に言えば「一生」付き合っていくことになります。

そのようなお悩みをお持ちの方は、健康増進のために毎朝の散歩やラジオ体操をするように、定期的に鍼灸治療を受けることをおすすめします。

通院が難しい場合は、自宅でも「養生灸」などを行ってみてください。

自宅でも継続をしながら、時々鍼灸療法を受けていただくことで、そのお悩みの症状が大きいく影響してこないように調整していきましょう。

まずは継続することが大事です！

当院では、経絡治療と呼ばれる伝統的な治療法を基本として施術を行っております。

細い鍼を用いた柔らかい刺激の全身施術です。 整形外科的な病気や不調には、局所的に血行を良くしてコリや痛みを取り除きます。

鍼灸治療は

●腰痛
●肩こり
●膝痛
●可動制限や機能障害をはじめとし内臓疾患

など痛みや不調の軽減だけではなく

●不妊症改善
●ED改善

にも効果が期待できます。

子孫繁栄のお手伝いを積極的に行っています。

不妊にお悩みの方、妊活中の方、ぜひ一度ご相談ください。